詩の”意外な大切さ”
今回は飛ばされがちな詩の”意外な大切さ”についてちょっとだけ書きたいと思います。
小学校も中学校も国語は詩から入る教科書が多いですが、進度の関係で飛ばす学校も少なくありません。
しかしこういったやわらかく深い文学に触れる機会はあまりないと思いますので、しっかり学んで、想像力を膨らませてほしいです。
しかし詩の楽しみ方が分からないのが実情です。北区・板橋区の中1~中3で習うのが「朝のリレー/野原はうたう」「見えないだけ」「世界はうつくしいと」の3つですが、おそらく音読して修辞法と内容の意味を少し解説して終わりなのではないでしょうか。
入試にも出ないし塾でも飛ばされがちな詩ですが、詩こそが表現力を簡単に鍛えられる単元だと思っています。
そもそもこの世にあふれている「歌」。これも言うなれば詩ですよね。万葉集の頃から和歌へ、そして童謡や歌謡曲と歌い継がれています。中学生のみなさんも曲ではなく詞(詩)に注目してみてください。
また、詩は作ることが大切です。景色を見たり、日常の出来事から考えたりします。しかし思ったことをそのまま表すことは意外にも難しいことに気がつくハズです。なぜなら当たり前すぎてスルーしていることや、上手く作ろうと考えてしまう子が多いからです。
私としては、詩集を1つ読むことをおすすめします。
表現力・想像力をつけることは国語の記述問題や作文にも応用できます。
ぜひ、学んでみてください。小説文,物語文,随筆文がきっと得意になると思いますよ。