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渡辺剛之
代表からのメッセージ
初めまして、代表の渡辺剛之と申します。
私は、26歳の時「仕事の選び方・人生の選び方」という本に出会い、何のために誰のために生きているのかを本気で考えてきました。
その後、様々な経験を通じて「自分の子どもを通わせたいと思える塾を作る」と決意し、ヒーローズ北赤羽校を開校しました。
塾概要


個別指導学院ヒーローズ
北赤羽校
東京都北区浮間3-1-40-201
TEL:03-5916-7166

【小学校】
浮間小・西浮間小・袋小・立教小・星美学園小

【中学校】
浮間中・桐ヶ丘中・志村2中・志村3中・志村4中・志村5中・九段中・立教新座中・開智中学・小石川中

【高校】
高島高校・立教新座高校・文京高校・芝浦工業高校・小石川高校・大東文化第一高校・北園高校・帝京高校・足立新田高校・駒場高校・板橋高校

予祝の学校を追加しました!

現中1以下の保護者必見★2020年大学入試変更点

今年1月、文部科学省は大学入試制度の大幅改革などを柱とした、「高大接続改革実行プラン」を公表しました。
このプランは文部科学大臣の諮問機関「中央教育審議会(以下、中教審)」から昨年末に出された答申に基づいてまとめられたもので、センター試験を廃止し、それにかわる新テストを創設することなどが示されました。
「センター試験廃止」は一般のマスコミでも報道されたため注目されましたが、実は今回の改革は単なる制度改革ではありません。
受け取り方によっては日本の教育界をひっくり返すほどのインパクトをもったものとも言えるでしょう。
今回の「改革プラン」の6つのポイントを解説していきます

➀センター試験廃止2つの「新テスト」が創設される
1990年から実施されてきた「大学入試センター試験(センター試験)」は、2020年1月の実施を最後に廃止されます。
代わって学力評価のためにスタートするのが、「高等学校基礎学力テスト」と「大学入学希望者学力評価テスト」です(いずれも仮称)。
この2つのテストはあわせて「新テスト」と呼ばれます。
「高等学校基礎学力テスト」は高校で身につけるべき学力の到達度などを調べるもので、「学習意欲の喚起、改善を図る」とされています。
現在のところ高2、高3での受検が想定されていますが、高1からの受検も検討されています。
一方、実質的にセンター試験にかわるものとして位置づけられているのが「大学入学希望者学力評価テスト」です。
希望する大学を受験するための「資格試験」と言えます。
新テストはいずれも、今年の新中1生から対象となります。

➁「大学入学希望者学力評価テスト」は複数回受検が可能、CBTも導入
センター試験は毎年1月の実施でした。
現役生が高校在学中にセンター試験を受けることができるのは、この1回だけ。
これに対し新たに実施される「大学入学希望者学力評価テスト」は、年に複数回実施することが検討されています。
ただし、具体的な回数や実施時期については、まだ明らかにされていません。
また、試験の形態自体もこれまでの筆記試験ではなく、コンピュータ端末を用いた試験方式(CBT方式)での実施を前提として検討を進めることになっています。

➂「大学入学希望者学力評価テスト」は教科の枠組みが変わる
「大学入学希望者学力評価テスト」でどの教科が対象となるのかは、今後の専門家会議で議論されることになっています。
ただ、これまでの「教科」の枠組みとは大きく変わることになりそうです。
今回の改革プランのもとになった中教審の答申では、これまでの「教科型」の問題に加えて、「合教科・科目型」「総合型」の問題を組合わせて出題するとしており、さらに将来的には「合教科・科目型」「総合型」のみとすることを目指す、としています。

➃大学の選抜方法も変わる
今回の「改革プラン」で示されているのは、「センター試験」→「大学入学希望者学力評価テスト」の変更だけではありません。
「大学入学希望者学力評価テスト」後に各大学が個別に行う個別選抜の制度についても改革を求めています。
前出の中教審答申ではその具体的な方法として「小論文、面接、集団討論、プレゼンテーション、調査書、活動報告書、大学入学希望理由書や学修計画書、資格・検定試験などの成績、各種大会等での活動や顕彰の記録、その他受検者のこれまでの努力を証明する資料などを活用」としています。

➄推薦・AO入試が廃止
大学の個別選抜に関して⑤のような改革が行われるのにあわせて、「一般入試、推薦入試、AO入試の区分を廃止し、新たなルールを構築する」としています。
現在、私立大学に通う学生のうち、およそ半分は一般入試ではなく推薦・AO入試を利用しており、大きな影響が考えられます。
具体的にはまだ明らかになっていませんが、推薦廃止となるとこれは大きな衝撃ですね。

➅遅くとも、3年後から対応を求められる
「大学入学希望者学力評価テスト」は2020(平成32)年度から実施されることになっています。
しかし、その対策は対象となる生徒たちが高1となる2018(平成30)年度、つまり遅くとも今から3年後には始めなければなりません。
ややこしいのですが、現中2は高3時に最後のセンター試験があります。
同じ2019年度、現中1は高2なので、高2~高3で複数回受けられる「高等学校基礎学力テスト」があります。
旧式の試験と新式の試験が混在するのが2019年度なので、混乱を避け附属の中高を考える保護者さんが増えることも十分考えられます。

「センター試験が変わる」という報道のされ方が多いですが、改革プランの名称は「高大接続改革」であることから、これは単なる「入試制度の改革」ではありません。
文科省が行おうとしているのは、「大学入試」というピンポイントの改革でなく、高校・大学双方の「教育制度改革」であると言えるでしょう。
なぜ今、そのような改革が必要なのか、具体的にどう変わるのかは、次回以降解説していきます。

【まとめ】
・センター試験廃止
・高2、高3で「高等学校基礎学力テスト」、高1までの教科で知識・技能重視、選択
・高3で「大学入学希望者学力評価テスト」、「教科」「合教科・科目」「総合」で思考力・判断力・表現力重視、選択+記述
・どちらのテストも年複数回実施、点数でなく段階で評価
・推薦、AOの廃止、一般試験との区分をなくし、AOの内容を全員に課しつつ学力も見る?

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