子供にさせたい習い事2位「プログラミング」6年連続1位は?
イー・ラーニング研究所の「2023年:年末年始の学習と過ごし方に関する調査」の結果、子供にさせたい習い事は6年連続で、1位「英語・英会話スクール」、2位「プログラミング教室」となった。関心が高かった教育ワードとして「金融教育」が「オンライン教育」を上回った。
「2023年:年末年始の学習と過ごし方に関する調査」は、2023年11月6日から28日にかけて、全国の子供をもつ親、親族に子供がいる人を対象に紙回答で実施した。有効回答数は462人。
子供にさせたい習い事は、1位「英語・英会話スクール」、2位「プログラミング教室」が6年連続で上位を占めた。その理由としては「将来のために必要だと思ったから」が約7割と圧倒的に多く、語学やプログラミングといったスキルは、将来に必要なスキルとして親に認識されていることがわかる。さらに「好きなことを見つけてほしいから」と「学校で習えない経験をしてほしいから」が4割以上の回答を集めており、子供本人が夢中になれるものを探してほしいという願いや、学校にとどまらない経験をさせてあげたいという親心がうかがえる。
子供に望む年末年始の過ごし方は、1位「クリスマスやお正月などの季節にあったイベントを楽しむ」、2位「初詣など日本ならではの伝統を経験する」が半数近くの回答を集め、3位「親戚の家など普段会えない人に会う」も約4割で続いた。その理由としては「普段できないことを体験してほしいから」が6割以上と最多で、次に「文化を学んでほしいから」が約半数で続いており、冬休みは学習よりも文化的教養が重視されることがうかがえる。
子供の冬休みの過ごし方として特に注意していることは、「生活習慣の維持」と「健康管理」が半数以上で他に大きく差をつける結果となった。
2023年に特に関心が高かった教育ワードは1位「金融教育」、2位「オンライン教育」の順番となり、2022年とは逆の結果となった。また、2024年に意識したい教育・学習でも、前問に続いて「金融教育」が最多となった。一方で、「情報リテラシー教育」をはじめ、メタバース・生成AI・プログラミングといったテクノロジーに関する項目にも一定数の回答が集まっており、2023年に大きく進んだ新たなテクノロジー活用を受けて、親としても関心が高まっていることがわかる。
「今後の教育・子育てトピックで関心のあるもの」の問いでも、「金融教育」が約7割の回答を集めて1位となっていることに加えて、「教育AI活用」と「教育のメタバース活用」が4割以上で続き、同じ傾向となった。