9月からの勉強法・やるべきこと

「秋来ぬと目にはさやかに見えねども 風の音にぞおどろかれぬる」

古今和歌集に収録されている歌です。

9月に入って急に涼しくなったり、残暑で暑かったり・・・。

金木犀(キンモクセイ)の香りがほのかにただよってきて秋の気配がしますが、

体調には気をつけていきたいものですね。

さて、秋に入り私たち講師は生徒の阿鼻叫喚の声に毎年おどろかされます。

9月～10月は定期テストや模試の返却があり、「もっとやっておけばよかった～」という声が聞こえてきます。

秋は成績が下がりやすい時期です。

理由はいくつかありますが、

①周りの生徒が受験を意識し成績を上げてきて相対的に下がった

②今までの勉強法が通用しなくなった

などが考えられます。

中学生はここから一刻も早く脱出しなければなりません！

ではどうすれば脱出できるのか？？

まずは「自己分析」です。

定期テストや模試が返ってきたら自分で総評してください。

・目標点と見比べてどのくらい点差があるのか

・自分的にはどうだったか

・どこがダメだったか

・では次回どう克服していくのか

それらを紙に書き出してください。

失敗には必ず原因があります。それを探ってください。

自分自身が「できた問題・分かるけどできない問題・まったくわからない問題」の区別ができないといけません。

1度目の失敗は許されますが、2度目の失敗は許されませんよ！

次に「解き直し・復習」に入ります。

5教科でノートを1冊ずつ用意しましょう。

模試や授業でできなかった箇所をノートにまとめていきます。(ただし時間をかけてはいけません。)

すると自分用の「つまずきノート」が出来上がります。

これを試験前や寝る前などに何度も見返すのです。

最後に「都立の問題傾向の把握」です。

このころになると定期テストでも、教科書外の新出長文(英語)、都立大問1に似せた計算問題(数学)を出してきます。

こうした新しい問題にも取り組む姿勢が求められます。

これが今までの勉強が通用しなくなった理由です。

対策としては、模試の過去問を自習で解いていくことが求められます。

以上になります。

大事なのは自分で気づくことです。それができれば周りには手助けできるものがたくさんあります。

入試まであと160日。秋が本当の「天王山」かもしれません。

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